猊鼻渓 舟下り
日本百景の猊鼻渓は岩手県南東山の砂鉄川にあります。
北上川支流のこの川は石灰岩を浸食してできた約2kmにわたる渓谷です。
川岸は高さ100mの絶壁に奇岩怪岩がそびえ立ち、その渓谷美は国の名勝にも指定されています。
因みに、猊鼻渓とは大猊鼻岩の絶壁の脇、侵食された鍾乳石が獅子の鼻に似ていることから名付けられました。
獅子=
船頭が棹一本で舟を操り舟下りを楽しめることから観光地として人気のスポットです。
季節のうつろいと供に姿を変える渓谷。春の色鮮やかな新緑や藤、山百合、ゲイビセキショウなどの花々、
秋にはキャンバスに絵の具を流し込んだような紅葉、また、雪が舞う冬はこたつ舟で水墨画のような風情を味わうことが出来ます。
風光明媚な世界に溶け込んで進む舟下りの旅は四季折々の至極の表情を見せてくれます。
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周辺の観光施設も色々あります。
紙すき館は平泉藤原文化のひとつとして独特の技法を今日まで伝えてきた東山和紙の紙すき体験ができます。
また、昭和55年に発見された幽玄洞は約3億5千万年前の地歴を誇り、日本で最古の鍾乳洞と言われ神秘的な地層を見ることができます。
さらには賢治の詩や童話に出てくる鉱物の標本をそろえ、各種の世界の鉱物・地元の鉱物・化石も展示している
「石と賢治のミュージアム」は、賢治が昭和6年嘱託技師として勤めていた旧東北砕石工場も併設され見学することが出来ます。
(工場は土地改良剤の石灰石粉を製造していたプラント、石灰岩を採掘していた坑道も見学コースです)
舟下りと共に見どころ、体験が満載です。
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